2005年08月11日

●外圧によって崩壊のスピードを早める日本

昨今、郵政民営化をあたかも日本の利益になると信じているブログが増えているようですね。


やはりマスコミがひた隠しにする郵政解散の理由と争点とかなぜ、郵政公社を民営化するべきなのか?とかとかね。


確かに現在の郵政公社には問題だらけです。借金を増やし続けるような体制の改善を行う必要があることは明白です。


しかし、日本の政治家は本当に郵政の民営化を赤字の改善のために行おうとしているのでしょうか?なんで衆議院を解散させてまで、郵政の民営化を通すことに目くじらを立てているのでしょうか?


それは小泉首相が政治公約にあげているからではありませんし、ましてや財政赤字が膨らんでヤバイからでもありません。そもそも政治家の方々は正直に言ってしまえば財政赤字になんて興味無いのです。


じゃあなんで郵政民営化なのか。それはアメリカが要求しているからです。
小泉政権になってから通った法案(まあ小泉になる前もそうでしたが、小泉になってからは特に露骨)今まで通ってきた法案のかなりの部分、アメリカの対日政策の要求事項に含まれていることが見て取れます。つまりアメリカとの外交でお土産として持っていくのに必要だから行いたいわけです。


これは「拒否できない日本」とか郵政民営化基本方針とアメリカとかが参考になると思います。


ここまで露骨な内政干渉が簡単に通ってしまうのが日本という国。韓国やら中国が行っている新しい教科書を作る会への批判を内政干渉と訴えているブログも増えていますが、もっと酷いことをアメリカはやっているのを知っているのでしょうか。アメリカは批判できなくて、アジアは批判できるのかな? 欧米コンプレックス丸出し?


外圧でも良くなるなら良いじゃないかという意見もあるかもしれないけど、例え郵政が民営化したとしても日本に利益は来ないですよ。政治家は日本に利益が来るために何が必要なんて全然考えてないですから、アメリカに利益が流れるだけです。全く良い鴨ですな、我が日本は。


構造改革というブラフに騙されないで欲しいモノです。郵政民営化の本当の問題が何なのか、本当に変えなければならないのはどこなのでしょうね?

参考までに2005夏衆院総選挙まとめブログもリンクしてみます。


逆に反対派について郵政民営化反対で論陣を張っているブログも貼っておく。


しかし、これらブログを見ると「小泉さんはよくやっている」とかコメントしているのが多いのが気持ち悪いくらいですね。確かに私も小泉総理大臣のやったことの全てを否定するわけじゃないですが、さてはて小泉政権のやってきたことが本当に評価すべき事だったのか。数年後にはあきらかになってくるでしょう、その時が楽しみでもあります。

Posted by keiji at 2005年08月11日 05:57
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